アメリカの死者が50万人を超える
                             2021年2月28日 寺岡克哉


 日本時間で、2月23日の午前8時現在・・・ 

 アメリカにおいて、新型コロナウイルスに感染して死亡した人が、

 累計で50万159人となりました。



 なんとアメリカでは、

 新型コロナによる死者が、50万人を超えたのです!




 これは例えば、

 「第2次世界大戦」によるアメリカ軍の死者数が、40万5339人
だったと言われていますから、

 新型コロナは、それよりも多い死者数に、すでになっている訳
です。



 つまり、

 ヨーロッパにおいて、大規模なノルマンディー上陸作戦を始めと
する、ナチス・ドイツとの戦い。

 さらには、

 真珠湾攻撃から始まり、ミッドウェイ海戦や沖縄戦など、とても激し
い戦いをくり広げた、日本との戦争。

 アメリカの場合は、それら全ての戦闘による死者数よりも、新型コロ
ナによる死者数の方が多いわけです。



 しかも、第2次世界大戦の場合は、

 アメリカ本土における戦闘が、ほとんど行われていないので、

 アメリカに住んでいる一般国民は、敵から攻撃されることがありま
せんでした。


 ところが、新型コロナウイルスの場合は、

 アメリカ本土に住んでいても、いつ突然に襲われるか、まったく
分からないわけです。



 このような意味で、アメリカの一般国民にとっては、

 第2次世界大戦よりも、新型コロナの方が、よほど大きな脅威で
あると言えるかもしれません。



 逆に言えば、

 戦場に行くことがなかった、多くのアメリカ一般国民にとって、

 第2次世界大戦の脅威というのは、いま起こっている新型コロナ
の脅威より、

 もしかしたら、ずっと小さかったかも知れないのです。



 新型コロナウイルスの脅威よりも、ずっと軽い気持で、太平洋戦争
を含めた第二次世界大戦)が遂行(すいこう)されたなんて、

 私たち日本人には、とても信じられないことだと思いますが・・・ 



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