自動車の危険さ
                              2019年5月19日 寺岡克哉


 最近また、

 自動車が暴走したり、あるいは歩道に突っ込んだりして、

 多くの歩行者が犠牲になった事故が、立て続けに起こりました。



 私は、

 これらの例を挙げるまでもなく、自動車は「ものすごく危険なもの」
だと感じています。

 もしも私と同じぐらい、自動車が危険なものと感じている人がいたら、

 その人は、車の運転を絶対にしないでしょう。



 ちなみに私は、

 大学院生のときに、3万ボルトの高電圧を使った研究をしていました
が、

 そのような高電圧を取り扱うよりも、車の運転をする方が、何百倍も
危険だと感じています。



 つまり、車の運転をするというのは、

 ほんのちょっとの不注意やミスで、人の命を奪(うば)ってしまう可能
性がある行為です。

 もうすこし厳しく表現すると、

 ほんのちょっとの不注意やミスで、「殺人者」になってしまうかも
しれないのです。



 私は、そのように思っているので、

 運転を楽しむことなど、絶対にできませんし、

 もしも仕事や生活などで車が必要なときは、タクシーを使うように
して、絶対に運転はしません。



 それで私は、

 じつは学生のときに車の免許をとりましたが、ずっと「ペーパー
ドライバー」になっていました。

 それでも免許証は、身分証明書がわりになるので、免許の書き換え
をつづけていましたが、

 しかし免許の書き換えには、お金がかかるので、現在では免許を
返納して、「運転経歴証明書」を交付してもらっています。


           * * * * *


 ところで皆さんも、ご存じだと思いますが、大津市で5月8日。

 歩道で信号待ちをしていた保育園児たちの列に、車が突っ込んで、

 園児たち16人が死傷したという、悲惨な事故がありました。



 この事故を受けて、各地の保育園や小中学校では、

 子供たちに対して、車に気をつけるよう注意を促しているみたいです。



 が、しかしながら!

 急に車が歩道に突っ込んできたら、いくら歩行者が車に注意しても、

 もはや為(な)す術(すべ)が全くありません。



 率直に申し上げて、

 日本国内の多くの道路は、歩道が狭かったり、ガードレールが無い
など、

 「歩行者軽視」の作り方になっているように、感じられてなりません。



 なので、

 もっと歩道を広げ、ガードレールなどを確実に設置して、

 歩行者が信号を守って歩道を歩いていれば、命の安全が保障
されるような道路に作り変えるべきだ!


 と、ここで私は強く主張しておきたいと思います。



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