立憲民主党が結成
2017年10月8日 寺岡克哉
10月3日。
民進党・代表代行だった枝野幸男さんが、このたび衆議院選挙
に向けた新党として、
「立憲民主党」を結成しました。
以下は、10月2日の記者会見において、
「立憲民主党の結成」を表明した枝野さんの発言から、抜粋した
ものです。
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○国民の生活の安心、立憲主義、民主主義、自由な社会を守るため、
立憲民主党を結成することを決意した。安倍政権の暴走に歯止めを
かけるための大きな役割を果たす。
○みんなで議論し、納得して物事を決める民主主義がおろそかにされ
ている。共謀罪に象徴されるように、自由な社会にもさまざまな危機
が迫っている。こうした状況を変えていく責任、役割を果たさないとい
けない。
○希望の党の理念や政策は、私たちが積み重ね、目指してきた理念
や政策とは異なると判断せざるをえない。
○一日も早く原発ゼロを目指す。
○安倍晋三首相が言う、憲法9条への自衛隊明記は、許されるもので
はない。
○安倍政権の暴走を止めることが、唯一にして最大の争点だ。
○私は(民進党に)離党届を出した。参加する方もそういう手続きになる。
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この立憲民主党。
実は、なかなか良さそうではないかと、私は思っています。
というのは、
安倍政権の暴走を抑えるための勢力も、国会の中には必要だと
思うからです。
ところで、
安倍政権の暴走を批判する勢力として、日本共産党があります。
しかしながら、
共産主義国である北朝鮮が、核・ミサイル開発において、あまりに
もメチャクチャをやり続けているので、
現在では、「共産主義」のイメージが、ものすごく悪くなっているよう
に感じます。
なので、
いくら安倍政権の強引なやり方にウンザリしていても、今度の選挙
で共産党に投票する人は、あまり増えないのではないかと思えてなり
ません。
ところで一方、
希望の党も、安倍政権の打倒を訴えています。
が、しかし、
安全保障や憲法改正にたいする、希望の党のスタンス(立場)は、
安倍政権とあまり変わらないような気がします。
しかも、
小池代表の言動をみると、安倍首相よりも強引で独断的な感じが
してなりません。
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ちなみに私は、
憲法の改正がどうしても必要ならば、じっくりと10年ぐらいの時間
をかけて、
ものすごく慎重に取り組むべきだと考えています。
すくなくても、
憲法改正を強引に進める、安倍政権の下では・・・
そして、いきなり何をしでかすか分からない、アメリカのトランプ政権
の時世では・・・
さらには、北朝鮮の情勢がすごく緊迫しているときには・・・
このようなときに、
じっくりと落ち着いた議論をせず、ただ社会的な勢いに任(まか)せ、
バタバタと急ぎ慌(あわ)てて憲法を改正してしまったら、
後々の時代まで、禍根を残すことにもなりかねません。
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それで私は、
早急に憲法を改正しようとする、自民党には投票する気にならず、
かと言って、
希望の党も、自民党と同じように積極的な憲法改正を主張している
ので、投票する気になれず、
そしてまた、
北朝鮮問題で共産主義のイメージが極度に悪化している現在、
共産党にも、あまり投票する気にはなれなかったのです。
そんな、
投票先を決めかねて、モヤモヤとした気持ちになっていたときに、
立憲民主党が結成されたのです!
それは私にとって、モヤモヤを吹き飛ばすような、すごくスッキリと
して、ピッタリとする選択肢となりました。
今度の衆議院選挙で、立憲民主党の議席が、1つでも伸びること
を願ってやみません。
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