2008年をふり返って  2008年12月28日 寺岡克哉


 今回のエッセイで、2008年は最後になりますね。

 なので、この1年間を、ふり返ってみたいと思いました。


                * * * * *


 まず2008年は、

 中国の四川省で、大地震があったり、

 ミャンマーが、巨大なサイクロンに襲われるなど、

 世界的に大災害が起こりました。

 ちなみに日本では、東海地方が、豪雨や洪水に襲われましたね。



 それら自然災害のうち、

 中国の地震は、もちろん地球温暖化に関係ありません。

 しかし・・・ 

 ミャンマーのサイクロンや、東海地方の豪雨は、

 「地球温暖化の影響」が出ているのかも知れません。



 もちろん、

 はっきりと、そう断言できる訳ではありませんが、

 しかしながら、少なくても、

 その可能性が否定できないことだけは、確かのように思えます。


               * * * * *


 また2008年は、

 北海道洞爺湖サミットや、

 北京オリンピックなどの、

 国際的なイベントもありましたね。



 洞爺湖サミットが行われたことによって、

 一人でも多くの方が、

 地球温暖化についての問題意識を、

 今まで以上につよく持って頂けるように、

 心から願っております。



 北京オリンピックでは、

 女子のソフトボールに、私は思わず見入ってしまいました。

 日本が金メダルを獲ったことが、とても印象に残っています。


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 そしてまた2008年は・・・ 

 中国の冷凍ギョウザ事件

 秋葉原の通り魔殺人

 元厚生省幹部ら 殺傷事件などの、

 大きな事件もありました。



 とくに冷凍ギョウザの事件は、

 貿易など国際問題としての大きさも、さることながら、

 日本が、いかに中国の農産物に頼っているのか、

 そして日本の食料自給率が、いかに低いのかを、

 あらためて思い知らされたように感じます。


                  * * * * *


 以上のように、

 2008年は、けっこう色々なことがありましたね。



 ところで、私の個人的なことでは、

 「幸福の木」に花が咲いたのが、

 2008年で起こった、すごく珍しい出来事でした。



 「幸福の木」というのは、

 リュウゼツラン科、ドラセナ属という仲間の、植物の通称で、

 原産地は、アフリカの熱帯です。



 この木は、観葉植物としてポピュラーなので、

 知っている人や、実際に育てている人も、

 けっこう多いのではないでしょうか。



 しかしながら、

 とくに気候の寒い、北海道だからかも知れませんが、

 「幸福の木」に花が咲くのは、とても珍しい出来事なのです。



 その証拠に、たとえばNHKの地元放送局などでは、

 幸福の木に咲く、花の写真が、

 「視聴者からの便り」を扱うコーナーで、取り上げられているのを

 見たほどです。



 ちなみに花の形は、

 「ぼんぼり」というか、「ネギ坊主」のような感じで、

 たくさんの小さな花が、丸く集まって咲いています。



 しかし驚いたのは、

 その花が、とても「あまい匂い」がしたことです。

 いかにも、「南国の香り」という感じでした。


                 * * * * *


 「幸福の木」に花が咲いたので、

 2008年が、私にとって幸福だったかと言えば、

 大きな怪我や病気をすることなく、それなりに健康が維持できたので、

 「まあまあ幸福な年」だったのではないかと、自分では思っています。



 皆さんにとって2008年は、どういう年だったでしょうか?

 よい年であったことを、お祈りしております。



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