近ごろ悟ったこと 2007年7月29日 寺岡克哉
私は最近、気がついたことがあります。
それは、以前から何となく思っていたのですが、今はそれが「確信」できる
ほどに、「本当にそうだ!」と悟るようになったのです。
* * * * *
それはつまり・・・
ますます深刻になっていく地球温暖化。
過激な競争、過労による事故、過労死、過労自殺などの、現代社会の
歪(ひずみ)。
いじめ、DV、児童虐待、ちょっとした理由で起こす殺人、そして鬱病や
自殺などの、現代社会における「心の闇」・・・
それら全てには、「共通の原因」が存在するのではないかと言うことです。
* * * * *
私が思うには・・・ 皆がもっと、
ゆったりと、
優しく、
安らかに、
思いやりを持って、
つつましく生きるようにすれば、
それらの全てが解決するのではないでしょうか。
* * * * *
私は今まで、さんざん色々なことについて考えて来たのに、こう言うのも
何ですが・・・
現代社会の「歪」を直すのに、とても難しい社会思想、とても複雑な政策
議論、あるいは経済理論などが必要でしょうか。
現代社会の「心の闇」を払拭し、世の中に「心の光」を灯すのに、堅苦しい
道徳、倫理、宗教、あるいは難しい哲学や思想などが必要でしょうか。
地球温暖化を抑制するのに、とても高度な新技術の開発や、それの
全世界的な普及を、早急に行う必要があるでしょうか。
* * * * *
ただ、ゆったりと力を抜いて、
死にもの狂いの熾烈(しれつ)な競争をやめ、
不必要なまでの、過剰な生産と消費をやめ、
優しく、安らかに、思いやりを持って、つつましく生きれば、それで良いの
ではないでしょうか。
* * * * *
私は、地球温暖化の抑制は「原理的に可能」だと思います。
なぜなら、世界中のすべての人間が、一生懸命に死ぬほどの努力を行っ
ても、それでも解決が難しいという問題ではないからです。
そうではなく、ただゆったりと力を抜いて、すこし質素かも知れないけれど
皆でつつましく生きれば、それだけで地球温暖化の抑制が可能になると思う
からです。
目次にもどる