地球沸騰化
2023年8月6日 寺岡克哉
7月27日。
WMO(世界気象機関)とEU(ヨーロッパ連合)の気象情報機関は、
7月に入ってから23日までの世界の平均気温が、観測史上で、
最も高い状況だと発表しました。
そして、このままの状況が続くと、今年の7月は観測史上で最も
暑い1ヵ月となる可能性が、極めて高いとしています。
EUの気象情報機関のデータによると、世界の平均気温は2019
年7月に16.63℃を記録し、これまでで最も暑かった1ヵ月でした
が、
今年の7月は23日までで、すでに16.95℃となっており、これま
での記録を大きく上回る形で推移しています。
WMO(世界気象機関)などは、このところの世界的な暑さが、アジ
ア、ヨーロッパ、アメリカでの熱波や、カナダやギリシャの山火事に
も関係していると指摘しています。
その上で、人々の健康や環境のほか、経済に対しても大きな影響
を与えていると、警鐘(けいしょう)を鳴らしています。
WMO(世界気象機関)の発表にあわせて、国連のグテーレス事務
総長は7月27日。
ニューヨークの国連本部で記者会見し、「地球全体にとっての大惨
事であり、人類の責任であることは明白だ」
「地球温暖化の時代は終わり、地球沸騰(ふっとう)化の時代が
訪れた」
と述べて、強い危機感を示しました。
その上で「われわれはまだ最悪の事態を食い止めることができる」
と述べ、
各国に対し、気候変動対策にいっそう力を入れるよう訴えています。
* * * * *
・・・もはや地球温暖化ではなく、地球沸騰化の時代!
これから将来、さらにもっと酷(ひど)い状況になって行くのは、
絶対に確実でしょう。
そう言えば今年は、ものすごく暑い夏だと私も思います。
私は北海道の札幌市に住んでいますが、私の家にはエアコンが
ありません。
今年の夏も、扇風機のみで、がんばって過ごしています。
そのため、
部屋の温度が30℃を超えると、食欲がまったく無くなり、すこし
気分が悪くなります。
そんなときは、冷凍した保冷剤を額(ひたい)に当てて、扇風機の
風を「強」にして、風に当たりっぱなしになっています。
そして、こまめに水分を補給するようにしています。
ところで、今年も熱中症で亡くなる方が続出していますが、
もしかして自分が死ぬ時が来るしたら、それは、熱中症で死ぬ場合
もあるのではないか・・・
と、本気でそう思える時代に、なって来たような気がしてなりません。
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