2022年を振り返って
                            2022年12月25日 寺岡克哉


 いったい今年は、どんな年だったのでしょう?

 今回は、そのことについて、ちょっと振り返ってみたいと思います。


           * * * * *


 まず最初に挙げたい、今年に起こった大事件は、

 2月24日に勃発(ぼっぱつ)した、ロシアによるウクライナへの
軍事侵略でしょう。


 この軍事侵略は、今でもまだ続いており、終息する見通しが立っ
ていません。

 そのためウクライナでは、何百万人もの人々が、たいへんな苦し
みに見舞われています。



 また、

 ロシアが一方的な侵略を行ったため、世界の主要国はロシアに
経済制裁を加えなければならなくなり、

 食料や石油、天然ガスなどの貿易が滞(とどこお)って、世界的
な物価上昇が起こりました。

 さらに日本では、歴史的な「円安」の影響も重なって、食品、電気、
ガスなどが大きく値上がりしました。

 それは私も、日々の生活で実感しているところです。



 まず、これらを見ただけでも、

 今年は、あまり良い年ではなかったと言わざるを得ません。


             * * * * *


 また今年は、

 安倍晋三・元首相が、7月8日に銃撃を受けて死亡しました。

 「元首相」とはいえ、これほどの大物政治家が暗殺されたという
のは、

 やはり「歴史的な大事件」だと言えるでしょう。



 しかしながら、

 この事件に関しては、暗殺の経緯や、犯人像などに対するよりも、

 宗教団体である「旧統一教会」が、じつに多くの政治家と関係を
持っていたことに、世間の関心が大きく集まりました。



 こんなに多くの日本の政治家が、

 韓国に本拠地を持つ宗教団体と、関係を持っていたというのは、

 政治と宗教の問題だけでなく、内政干渉の問題にまで発展しか
ねないと私は感じています。



 おそらく、そのような理由もあって、

 暗殺事件そのものよりも、旧統一教会の問題の方に、世間の関心
が大きく集まったのでしょう。


            * * * * *


 ところで、

 今年が終わるというのに、まだ「新型コロナウイルス」が終息しませ
んでした。


 ウイルスが変異して、毒性が少なくなったとは言え、感染者の数は
依然として多く、けっして予断を許しません。


 まったく何時(いつ)になったら、新型コロナが終息するのでしょう。

 もう本当に、いい加減にしてほしいものです。


             * * * * *


 最後に、私事(わたくしごと)で恐縮ですが、

 心臓の手術(カテーテルアブレーション手術)を受けたことが、

 私にとっては、今年最大の出来事でした。



 ちなみに、

 担当の医師から手術を勧(すす)められたのは、今年の5月9日
だったのですが、

 その後、手術に関する色々な説明を受けて、私が手術を受ける
決意をし、予約を取って手術日を決め、手術前の検査を受けて、

 実際に手術を行ったのは、11月11日でした。



 だから私にとって、このたびの手術騒動は、

 5月~11月の半年間にもわたる、今年最大の懸念(けねん)事項
だったわけです。



 なので、

 手術が無事成功に終わったことにより、やっと肩の荷が下りて、

 すごく「ホッ」とし、とても「スッキリ」とした気持ちになりました。


             * * * * *


 以上、

 今年に起こったことで、私の気になったことを、いくつか挙げてみま
した。



 こうして見ると、

 ロシアのウクライナ侵略、円安、物価高、旧統一教会の問題、新型
コロナウイルスなど、

 今年は、あまり良い年でなかったと言わざるを得ません。



 しかしながら、

 私個人としては、いちばん懸念(けねん)していた心臓の手術が
無事に成功したので、

 まずまず良い年だったのではないかと思っています。



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