テレビの動画化 1
2022年12月11日 寺岡克哉
私は、テレビが嫌いです。
だから私は、テレビをほとんど見ません。
しかしながら、
もしもテレビが、インターネットの動画のように見ることが出来る
ならば、
私はテレビを、よく見るようになると思います。
いったい何が言いたいのか、それを以下に説明して行きましょう。
* * * * *
まず第一に、
テレビは放送時間にならないと、目的の番組を見ることができま
せん。
これが、私の生活を縛(しば)りつけ、不自由なこと、この上なかっ
たのです。
たとえば、私の両親が生前のとき、彼らはテレビが大好きなので、
食事や風呂に入る時間などを、彼らの見たい番組の放送時間に
重(かさ)ならないよう調節していました。
(わが家のテレビには、録画機能がありませんし、私の両親は「録画
装置は在っても使えないから買わない」と言っていた。)
当時、両親の介護をしていた私は、
食事を作って出す時間や、風呂を準備して入らせる時間などを、
テレビ番組の放送時間によって拘束されていたのです。
このように生活を縛られるのが、ほんとうに不自由なこと、この上
ありませんでした。
なぜテレビなんかに、自分の生活が縛られなければならないの
か・・・
まずこれが、私がテレビが嫌いな理由です。
しかし、もしも、
テレビの番組表の画面から、好きな番組を選択して、いつでも自由
な時間に見ることができるなら、
つまり、インターネットの動画のように、あらゆるコンテンツを、好き
な時間に、自由に見ることが出来るなら、テレビに生活が縛られること
も無くなります。
そうすれば、私はテレビが好きになるでしょう。
事実、
私はテレビをほとんど見ませんが、インターネットの動画はよく見る
のです。
* * * * *
そして第二に、
テレビは、延々とコマーシャルをやります。コマーシャルが多すぎ、
しかも長すぎます。
これも、私がテレビが嫌いな理由の1つです。
たとえば、
私がテレビのスイッチを入れ、番組表を見て、ちょっと興味が湧いた
番組のチャンネルを見たとします。
すると、コマーシャルをやっていて、3分ぐらい待っても、まだコマー
シャルが終わらず、目的の番組が見られなかったとします。
そうすると、私はもう、それだけで番組を見る気が無くなり、テレビの
スイッチを切ってしまいます。
つまり、
テレビのスイッチを入れたのはいいけれど、
3分ぐらいコマーシャルを見ただけで、スイッチを切ってしまった・・・
そんなことが、私には本当によくあるのです。
もしも、これが、
インターネットの動画のように「スキップ機能」があって、コマーシャ
ルをスキップすることが出来るなら、
私はテレビを、ずいぶん見るようになるのではないかと思います。
* * * * *
第三に、
テレビ番組は、放送内容の解説をする能力がない「無意味なタレ
ント」が出てきて、無駄な話をたくさんします。
そして、なかなか目的の内容や映像を出そうとしません。
たとえば、
番組の内容や映像に造詣(ぞうけい)が深い、その分野の専門家
の意見や感想ならば、聞く価値があるでしょう。
が、しかし、
そんな専門知識のないタレントが、「素人(しろうと)の思いつき」
ていどのことを話しても、ただただ時間のムダであり、
なかなか目的の内容や映像を出そうとしないことに、ものすごく
イライラしてしまいます。
私は、これが理由で、
テレビのスイッチを切ってしまうことも、しばしばあります。
こんなとき、
インターネットの動画のように「スキップ機能」があって、
タレントの無駄話をスキップさせることが出来たら、ほんとうに良い
のにと思ってしまうのです。
* * * * *
第四に、
テレビ番組は、いきなり「関係ない話」に振ることがあります。
たとえば、
真剣な内容や、興味ある内容をやっている最中に、
とつぜん訳の分からないタレントに話を振って、その内容とは全く
関係のない話をやり出します。
もしもこれが、
人どうしの普通の会話や、何らかの会議の場であったなら、
「お前、ちょっと待てよ。すこし頭がおかしいのではないか?」
と、相手や周囲から言われても、まったく不思議ではないでしょう。
そしてまた、
いざ目的の映像がうつる、まさにその直前にコマーシャルが延々
と入り、
イライラするのを我慢してコマーシャルを見つづけ、やっと番組が
再開したと思ったら、
目的の映像とは全く違う内容を、突然やり出したりすることもあり
ます。
もう、こうなると、
私はテレビのスイッチを、すぐに切ってしまいます。
こんなときも私は、
インターネットの動画のように「スキップ機能」があれば良いの
にと、
ほんとうに心の底から思ってしまうのです。
* * * * *
申し訳ありませんが、この続きは次回でやりたいと思います。
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